[和僑]

更新日:
Wed, Nov 3, 1999

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[議論目次]

在外邦人の動向

地域インターネット事情(98.08.22藤川)
日本人滞在者の状況(98.08.20、藤川)
フランスのインターネット事情(98.08.19藤川)
駐在員の動向(98.08.05、藤川)


地域インターネット事情(98.08.22藤川)

海外通販の話題の際に、日本人が多い地域を上げました。

その際に南米・アフリカは在住日本人の数が少ないか、或いはインターネット 通信回線のインフラに問題があり、除外、と申し上げました。その根拠は、海 外生活総合情報センターにて海外通販のチラシ打ちをしてテストマーケティン グをした際の結果からです。

そうはいってもそれはあくまで海外生活総合情報センターとしてのマーケティ ング調査です。海外情報センターが守備範囲とはしていない事業機会が何 処にあるか分かりません。また一番の関心ですが、意外な地域で活躍してい る日本人仲間が居るかもしれません。その様な方と連絡が取り合え、何か ギブアンドテイクが成り立つとしたら楽しいからです。その結果、一点豪華 主義の案件に繋がるかもしれません。

(中略)

和僑NWKが現在目指しているの は要するに創業支援であり、潜在的な市場を皆様の知恵とインターネットと いう新たなメディアによって顕在化させて行こうという試みだと私は理解して います。複数の当事者が情報を共有化して、新たな知恵を出し合う為には、 せいぜい一斉同報が可能な程度のファクシミリ機能では、不充分なのです。 従って南アフリカの案件は、レスリーには悪いのですが、私の手元で放置 されているのです。

さて話が多少横にずれましたが、南米などとりあえずマーケットとして保留 した地域を、今朝、午前様に目覚めてしまったので、念の為検索してみました メキシコではプロレスの話題のHPばかりでしかも日本発信、一社だけ、映画 などの映像撮影チームを編成する現地会社がありました。ブラジルは日本在 住ブラジル人のHPが多い位です。私の知り合いの輸入食材会社と組んで、 日本に在住しているブラジル人の為に食材を供給するビジネスの法方が、 実現可能性が高いでしょう。アフリカ、インドも似たようなものです。

インターネット回線事情が良くないのは勿論、現地にてHP運営できる経済状 態にあるのは、日系大企業か、政府系の団体しかないでしょう。アフリカ・イン ドも同様です。従って和僑NWKのマーケットにすぐになる市場ではないので、 やはり当面無視して良いでしょう。アジアでのミャンマー、ベトナムなども同様 でしょう。フィリピンもやはり疑問です。

尚、米国中西部(デトロイト・ミシガン)、ドイツにはやはり日本人が運営してい るHPがリンクがありました。上海は調査済み(素晴らしいリンク集あり)、 香港、タイランド、シンガポール、インドネシアはご存知の通り。


日本人滞在者の状況(98.08.20、藤川)

海外情報センターの赴任者動向を通じて、日本人滞在者が多く、海外通販など の市場となりうると私が考えている地域を、以下にご参考迄に列挙します。これ らの地域にそれなりの市場があるということですから、これらの地域で仕事をし ている方々との連絡を意識的に作ると、お互いのギブアンドテイクになるのでは ないでしょうか。韓国と台湾は近過ぎて日本食から充実しているので除外。

北米:ニューヨーク(現象気味ではありますが)を始めとする東海岸、デトロイト 地区(自動車産業従事者が結構居ます)、ご存知カリフォルニア、ワシントン州、 メキシコに関しては、米国企業が多数進出しており、日系企業もある模様だが、 どの程度日本人が居住しているか不明。

カナダはバンクーバーを中心とした地域。

東南アジア:香港、シンガポール、タイランド(バンコック)、インドネシア(ジャカ ルタ)

ベトナム、ミャンマー、フィリピンは通信インフラ上?

中国:上海、最近は大連、北京も通信回線上?の状態

インドが製造業・コンピュータ関係企業で結構増えています。

オーストラリア、ニュージーランドに付いては絶対数が少ないと思われます。

欧州は英国(ロンドンは減少気味)、最近はドイツ居住者が増えている模様。

アフリカ、南米は、通信インフラ上障害が大きいのと、その他問題があり、市場とし て疑問があるので除外。


フランスのインターネット事情(98.08.19藤川)

現地在住日本人翻訳家のJulien(ジュリアン)氏のHPから。(1997年11月2日増補)

SVM の11月号に、ヨーロッパ各国とフランスのインターネットの普及率云々の記事が 出ていましたので、かいつまんでお話してみたいと思います。 フランスにおけるパソコンの普及率、インターネットの接続数などは、話にでるたび に低いもので、フランス政府も力をいれると力説するものの一向に伸びません。

例えば、ドメイン数ですが、イギリスは約14万4千、ドイツは約10万5千、ぐっと下 がってイタリアが3万3千、そしてフランスが2万という状態です。ドメイン数の伸び 率としては、ヨーロッパ15カ国中7位という状態です。ドメイン数というのは、いわ ば企業がどの程度インターネットに力を入れているかの目安になるのですが、イギリスやドイツのような96年〜97年の爆発的な伸びがフランスにはなく、差は広がる一方 です。

また、住民1000人あたりのインターネットに接続できるパソコンの台数は、世界一を 誇るフィンランドが65.9台、そのあと北欧の他の国々が続き、イギリスが14.9台、ドイツが10.7台となり、フランスは半分の5台となっています。(ヨーロッパ15カ国 中、堂々?の11位です。)


駐在員の動向(98.08.05、藤川)

駐在員の動向を日常的にみていますと、中国上海 や香港は横這いか減少傾向、ところが重慶とか大連が増えています。世界的に観てアジアが減少していても、その分北米やインドが増加しています。